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学校給食が出来上がる過程をご紹介します。
調理員は調理場に入る前に清潔な白衣・帽子・マスク・靴を身に着けます。爪ブラシを使って丁寧に手を洗います。
白衣についた髪の毛やほこりを、粘着テープとエアシャワーを使って落とします。
業者から納品された食品を確認します。
品質や数量、賞味期限など、間違いがないように確認します。
野菜から不要な部分を取り除いたり、洗浄したりします。
給食に異物が入らないように確認し、流水で3回以上洗います。
給食センターは時間内に効率よく調理するために、様々な機械を設置しています。
フードスライサーは、野菜を一瞬で適切なサイズに切ることができます。大量の野菜を調理する給食センターには欠かせません。
調理場に設置されている大きな釜では、煮物・炒め物・汁物などを作ります。約700人分の料理を一つの釜で作ることができます。
大きなオーブン(スチームコンベクションオーブン)を使って、焼き物や蒸し物を作ります。
フライヤーは、揚げ物を作る機械です。コンベアで食材を運びながらムラなく揚げることができます。
お米は連続して炊くことができます。一つの釜で6~7kgのお米を炊飯します。
出来上がった料理は、中心温度や仕上がりをチェックした後、食缶に配食します。『小学校低学年』『小学校中学年』『小学校高学年』『中学校』と1人分の重量を細かく分け、クラスの人数ぴったりの重さをはかります。
料理は、学校ごとのコンテナに積み込まれます。
トラックにコンテナが積み込まれ、各学校に給食が配送されます。

児童・生徒の皆さんが給食を食べたあと、返ってきた食器や食缶、コンテナは洗浄機でよく洗います。
洗いあがった食器や食缶は、次の日の給食のために消毒・保管されます。
料理ごと・学校ごとに給食の残りを確認し、献立に活かしています。