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木造伝聖観音立像 【県指定有形文化財】
名 称:木造伝聖観音立像(もくぞうでんしょうかんのんりゅうぞう)
所在地:旭市溝原715
所有者:東栄寺
秘仏として安置され、かつては30年又は60年に一度開帳されたと伝えられています。像の天冠台の上には釘痕が残っており、これが化仏を取り付けた跡だとすれば、阿弥陀如来の脇侍(わきじ)としての観音像だったと考えられます。漆箔は剥落し、一部にその痕を残し素地となっています。内刳りを施し両腕を肩でつなぎ、彫眼で白毫(びゃくごう)には水晶を入れてあります。
像全体の姿は定朝(じょうちょう)様式を示し、平安後期の制作と考えられます。頭部の割り方が完全な前後の線でないことなど、正当な技法からいくらか外れるなど地方的な傾向もみせています。
昭和41年5月20日に県の有形文化財に指定されました。
交通
JR総武本線「旭駅」からバス小見川行き「中和バス停」下車徒歩30分
リンク
北陸山東栄寺ホームページ https://asahi-toueiji.jimdofree.com/<外部リンク>
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>