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保育所における不適切保育について
保育所における不適切保育について
令和7年6月12日に、旭市立中央第三保育所の2歳児クラスにおいて、保育士(会計年度任用職員)による不適切な保育事案が発生いたしました。お子さまの安全が最も配慮されるべき保育所において、このような事案が発生しましたことを市として重く受け止めております。今回の事案により、被害を受けられたお子さまと保護者の方、保育所にお子さまを預けている保護者の皆様に大きなご心配とご迷惑をおかけしましたことに、深くお詫び申し上げます。
概要
保育士(会計年度任用職員)1名が、児童(2歳児)1名に対し以下の不適切な保育を行った。
- 2歳児クラスにおいて、おもちゃの取り合いをしていた児童を注意する際に、児童の胸元を掴み、擦り傷を負わせた。
- 泣き止まない児童に対し、自身のスマートフォンで警察を呼ぶふりをし、児童を脅かした。
保護者への対応
中央第三保育所の保護者の方を対象とした保護者説明会を開催し、事案の概要と再発防止策の説明をさせていただきました。また、カウンセラーにより、希望する保護者へ個別面談を行うとともに、児童の行動観察等を行いました。引き続き、保育士やカウンセラーによる児童の見守りを行ってまいります。
職員の処分
不適切な保育の事案に関し、当該保育士(会計年度任用職員)に対し懲戒処分を行いました。
再発防止に向けた対応
不適切な保育の再発防止に向けた取組を着実に進め、お子さまが安全に過ごすことができる環境づくりに取り組んでまいります。
1.保育体制の整備
- 保育所長を中心とし、再発防止に向けた具体的な取り組みを検討するとともに、安心・安全な保育を継続して実施するための体制の見直しを行いました。
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各保育所において、日々の保育の振り返りの機会を増やし、意見交換や情報共有をしながら保育を行う体制を改めて構築します。
2.職員に対する研修の強化
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職員の専門性、管理者のマネジメント力を高めるための研修を実施します。
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「子どもの権利・人権」や「不適切保育」に関する研修を実施し、改めて職員の意識啓発を図りました。今後も定期的に同様の研修を実施してまいります。
3.職員一人ひとりの取り組み
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現在行っている「人権擁護のためのセルフチェックリスト」のほか、自己評価チェックを活用し、自らの保育の振り返りを定期的に行い、保育の改善や充実に努めます。
4.不適切な保育などに関する相談窓口の周知
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保護者または職員が不適切な保育が疑われる行為を把握した際に、適切な対応が講じられるよう、相談窓口を整えて周知します。
5.その他
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保育アドバイザーや巡回支援員の派遣を活用し、保育環境の改善やより良い保育の実践に繋げます。

