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マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの1つです。1年を通してみられますが、秋冬にやや増加する傾向があります。
症状
発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。多くの人は気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化することもあります。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。
(合併症)
5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を伴うことがあります。
感染経路
飛沫、接触により感染します。感染してから発症までの潜伏期間は2~3週間くらいとされています。
飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスが、鼻や口から侵入して感染します。
接触感染:ドアノブや手すりなどを介して手に付着したウイルスが、目、口、鼻の粘膜から侵入して感染します。
予防
・流水、石鹸による手洗い
・マスクの着用などの「咳エチケット」による飛沫感染対策
・タオルの共用を避ける
救急の医療機関や電話相談について
受診を迷った場合や夜間・休日の場合は「こどもの救急<外部リンク>」などのWebサイトを参照したり、♯8000(こども医療相談)<外部リンク>にご相談ください。
関連情報
マイコプラズマ肺炎(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
マイコプラズマ肺炎について(千葉県ホームページ)<外部リンク>