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平成22年度当初予算について

更新日:2020年11月10日更新 ページ番号:0002072 印刷ページ表示

平成22年度一般会計予算は269億1,000万円

 平成22年度の当初予算の総額は959億5,521万5千円で、前年度と比べ134億3,847万3千円(16.3パーセント)の増となりました。内訳は、一般会計が269億1,000万円、特別会計は6会計を合わせて138億8,510万円、企業会計は3会計を合わせて551億6,011万5千円です。

 当初予算は、市民福祉の向上と市の均衡ある発展に向けて、合併の効果や財源などを最大限に活かすとともに、合併による国の財政支援の終期も見据えながら、継続してよりスピードアップしてやるべき事業と、財政状況や市民ニーズに照らし合わせて、スピードダウンすべき事業を的確に判断し、「旭市総合計画」や「旭市行政改革アクションプラン」に掲げる施策を、着実に実施していくことを基本とした予算編成になっています。

平成22年度会計別予算額

(単位:千円)
区分 平成22年度 平成21年度 比較増減 伸び率
一般会計 26,910,000千円 25,550,000千円 1,360,000千円 5.3%
特別会計 国民健康保険事業(事業勘定) 8,440,000千円 8,590,000千円 △150,000千円 △1.7%
国民健康保険事業(施設勘定) 72,700千円 73,000千円 △300千円 △0.4%
老人保健 28,000千円 67,000千円 △39,000千円 △58.2%
後期高齢者医療 446,000千円 395,000千円 51,000千円 12.9%
介護保険事業 3,720,000千円 3,638,000千円 82,000千円 2.3%
下水道事業 1,127,000千円 1,277,000千円 △150,000千円 △11.7%
農業集落排水事業 51,400千円 52,800千円 △1,400千円 △2.7%
小計 13,885,100千円 14,092,800千円 △207,700千円 △1.5%
企業会計 水道事業 (収)1,451,822千円 (収)1,568,276千円 △116,454千円 △7.4%
(資)697,046千円 (資)928,375千円 △231,329千円 △24.9%
(計)2,148,868千円 (計)2,496,651千円 △347,783千円 △13.9%
病院事業 (収)32,193,045千円 (収)31,007,171千円 1,185,874千円 3.8%
(資)20,547,534千円 (資)9,128,144千円 11,419,390千円 125.1%
(計)52,740,579千円 (計)40,135,315千円 12,605,264千円 31.4%
国民宿舎事業 (収)243,368千円 (収)237,301千円 6,067千円 2.6%
(資)27,300千円 (資)4,675千円 22,625千円 484.0%
(計)270,668千円 (計)241,976千円 28,692千円 11.9%
小計 55,160,115千円 42,873,942千円 12,286,173千円 28.7%
合計 95,955,215千円 82,516,742千円 13,438,473千円 16.3%

※企業会計欄における(収)は収益的支出、(資)は資本的支出です。

一般会計予算額の内訳

歳入

歳入内訳(円グラフ)

(単位:千円)
歳入の種類 平成22年度予算額 割合
地方交付税 7,910,000千円 29.4%
市税 6,746,100千円 25.1%
市債 4,745,500千円 17.6%
国庫支出金 2,792,447千円 10.4%
県支出金 1,445,765千円 5.4%
分担金及び負担金 731,181千円 2.7%
地方消費税交付金 570,000千円 2.1%
繰越金 400,000千円 1.5%
使用料及び手数料 395,170千円 1.5%
地方譲与税 368,000千円 1.4%
諸収入 321,088千円 1.2%
繰入金 166,309千円 0.6%
その他 318,440千円 1.1%
合計 26,910,000千円 100%

歳出

歳出内訳(円グラフ)

(単位:千円)
歳出の種類 平成22年度予算額 割合
民生費 6,977,747千円 25.9%
土木費 3,895,857千円 14.5%
教育費 3,498,043千円 13.0%
公債費 3,203,648千円 11.9%
総務費 3,051,600千円 11.3%
諸支出金 1,826,808千円 6.8%
衛生費 1,728,356千円 6.4%
消防費 1,082,535千円 4.0%
農林水産業費 982,238千円 3.7%
商工費 377,734千円 1.4%
議会費 211,506千円 0.8%
予備費 40,000千円 0.2%
労働費 33,921千円 0.1%
災害復旧費 7千円 0.0%
合計 26,910,000千円 100%

市民1人あたりの予算額

 382,800円(人口70,285人 平成22年3月1日現在)

平成22年度予算の主な事業

 平成22年度の主要な事業の内容を、まちづくりの基本方針である6つの柱に沿って紹介します。

1.安全で魅力のあるまちづくり

  • 都市計画
    • 昨年度策定された都市計画マスタープランで定めたまちづくりの基本方針をもとに、計画的にまちづくりを進めていきます。
  • 市道の整備
    • 市民生活に直接関連する市道については地域バランスなどを考慮しながら計画的に進めます。
    • 旭中央病院アクセス道整備事業南北線は、県道銚子旭線から国道126号までのJR線路をまたぐ橋の工事を含め、継続して工事を進めます。
    • 飯岡海上連絡道三川蛇園線整備事業は、平成26年度完成を目指し事業を進めます。
    • 塙新町の道路改良工事は、用地取得が終了したところから工事を着工していきます。
  • 街路事業
    • 用地の約70パーセントを取得している谷丁場遊正線は、引き続き用地の取得を進め、用地取得したところから随時造成工事などを行います。
    • 旭駅前線は、事業認可期間の再延長を行う一方で、本格的に駅前広場の整備に取り組む予定です。
  • コミュニティバス
    • 試行運行の干潟地区ルートは平成23年度の本格運行に向け、バス車両を購入します。
  • 消防行政
    • 飯岡分署配備の消防ポンプ自動車を更新するとともに、消防団車両2台の更新を行います。
    • 消防団の消防庫や防火水槽の更新については、年次計画により順次整備します。
  • 防災
    • 災害など非常時に一般電話が利用できない場合などを想定し、非常通信設備を整備します。
    • 土砂災害ハザードマップを作ります。

2.快適でうるおいのあるまちづくり

  • 生活環境
    • きれいなまちづくりを推進するため市民の皆さんやボランティア団体と協力しながら、ゴミゼロ運動や各種事業を推進し、今後も地域ぐるみで環境の保全に取り組みます。
    • 地域での地球温暖化を少しでも防止するため、今年度から3年間、住宅用太陽光発電システムを設置する人へ、補助制度を実施します。
  • 広域ごみ処理事業
    • 東総地区広域市町村圏事務組合が進めている広域ごみ処理事業は、3市管内の既存施設を集約化した広域ごみ処理施設や最終処分場を、同一市において整備することとして、今後も構成3市で連携し、地域住民の理解と協力を得ながら、新しい施設整備の早期実現を目指します。新施設の稼動までは、現施設の延命化と適正な運営を図り、ごみ処理行政に支障のないよう努めます。
  • 東総衛生組合 旭クリーンパーク
    • 東総衛生組合が運営している旭クリーンパークは、本年度から現敷地内に、コンパクト化・再資源化を考慮した汚泥再生処理センターの建設工事に着工します。
  • 水道事業
    • 将来にわたって安全で良質な水を安定供給するための配水管の整備工事と、災害などの緊急時に対応するための緊急応援連絡管布設工事などを計画的に行います。
    • 水道普及の向上のため、今年度から、新たに配水管を埋設する場合に、市と申請者の費用負担を定め、工事の円滑な推進を図ります。
  • 下水道事業
    • 公共下水道は、3月末で165.2ヘクタールの区域で使用が可能となり、事業認可区域202ヘクタールのうちの約82パーセントが整備されました。今年度は、旭中央病院北側進入路周辺2.4ヘクタールの面整備工事を実施します。現認可区域の整備後は当分の間、新たな区域の認可変更は行わず、施設の適正な維持管理に努めます。
  • 排水路の整備
    • 川向西野地区の排水路整備事業は、継続して工事を進めます。
    • 蛇園南地区流末排水整備事業は、平成26年度の完成を目指し事業を進めます。
  • 都市公園事業
    • 袋公園、旭文化の杜公園は、市民が利用しやすく憩いや交流の場として、また、防災機能を併せ持った公園として今年度末の完成に向けて事業を進めます。
    • 下宿ふれあい公園の名称は、「三川ふれあい公園」となりました。
  • あさひ健康パーク
    • パークゴルフ場は、利用団体や有識者などを交えた懇話会を設置し、利用者のニーズを把握するとともに、施設の良好な維持管理に努め、より適切な運営を目指します。
  • JR旭駅、干潟駅の環境整備
    • 老朽化している両駅のトイレは、JRとの協議が整い、国体が開催される今年9月完成を目指し改修します。

3.健やかでやすらぎのあるまちづくり

  • 保健事業
    • 乳幼児医療費助成事業は、県が12月から助成対象を小学校3年生まで拡大することに合わせて、市においても、助成対象を小学校3年生まで引き上げます。
  • 病院事業
    • 旭中央病院は東総地域の基幹病院として、高度医療をはじめ、不採算部門の救急医療や近隣病院への医師派遣など、その重責を果たしてきました。今後も、地域医療を確保しながら、引き続き健全経営を行います。病院再整備事業は順調に進捗し、今年度末には新本館工事が完了します。
  • 社会福祉
    • これまで80歳以上の人を対象に支給していた長寿祝金支給事業は、その対象を見直し、節目の年齢に合わせて支給します。
    • 急傾斜地域に建設されている干潟シルバー活力センターは、建物の老朽化が進み、耐震基準も満たしていないため、取り壊します。
  • 児童福祉
    • 今年度から市単独の子育て支援策として、0歳から2歳未満までの乳幼児を対象に紙おむつ購入券を支給します。
    • 子ども手当ては、中学生までの子ども一人当たり、月額13,000円を支給します。
    • 延長保育や一時預かり、病児・病後児保育、つどいの広場事業などは引き続き実施します。
  • 高齢者福祉
    • 増加する要介護認定者に対する介護保険制度の適正な運営と、元気な高齢者を増やすための介護予防事業の推進や、自立した生活を送るための地域ケア体制の整備に取り組みます。
    • 第5期介護保険事業計画の策定のため、アンケート調査を実施し、介護保険サービス利用者のニーズの把握や、介護サービス基盤の整備状況の検証などを行います。
  • 障害者福祉
    • 障害者福祉サービスは、援助を必要とする人のため、地域に合った施策に取り組みます。
    • 重度心身障害者の医療費助成は、これまで重度の身体障害者や重度の知的障害者を助成の対象としていましたが、障害者自立支援法に基づいて、新たに重度の精神障害者を助成の対象とします。

4.心豊かな人と文化をはぐくむまちづくり

  • 学校教育
    • 市内の小・中学校が主体性と創意工夫を生かして教育の活性化を図り、特色ある学校づくり、人づくりを推進し、児童・生徒一人ひとりの生きる力を育みます。このため、新規に、学校いきいきプラン事業を展開し、学校教育の充実を図ります。
    • 小・中学校教諭補助員配置事業は、10人の教諭補助員と5人の学力支援員を配置し、国語や算数、数学など基礎学力の徹底と特別支援を必要とする子どもたちへのきめ細かな指導を行い、ALTによる英語教育と併せて、児童・生徒の学力の向上を図ります。
    • 第2、第3学校給食センターを統合する、学校給食センター統合改築事業は、建設予定地の海上中学校北側の造成工事と工事の実施設計を行います。
  • 義務教育施設の整備
    • 中央小学校と矢指小学校改築事業の早期完成を目指すとともに、第一中学校屋内運動場改築事業については、学校などと詳細部分についての調整を行いながら、平成23年3月末の完成を目指します。
    • 飯岡中学校改築事業は、飯岡西部地区土地改良事業において、創設予定の非農用地のみを利用する計画で、事業を進めます。
  • 社会教育
    • 文化振興事業は、多くの市民が楽しめるよう、市民参加型の事業をはじめ、演劇鑑賞教室、寄席、文化講演など、幅広いジャンルの文化事業を進めます。また、日本文化の復活やまちおこしなどに精力的に取り組んでいる長野県在住のセーラ・マリ・カミングスさんを迎えての文化講演会やNHK公開番組「あなたの街で夢コンサート」も開催が決定しています。
    • 文化財保護は、大原幽学遺跡「旧宅」半解体事業が最終年度を迎え、修復作業が完了します。
    • 体育振興は、市民の健康に対する関心が高まる中、市民の一体感を醸成する事業として、「第1回旭市民体育祭」を千葉県総合スポーツセンター東総運動場で開催するほか、広くスポーツに理解と関心を深め、積極的にスポーツレクリエーション活動に参加できる機会を提供します。
    • 全国から多くの人が市を訪れる「ゆめ半島千葉国体卓球競技会」は、本市の掲げる“日本一住みよいまち”にふさわしい魅力あふれる大会となるよう、おもてなしの心を持って、市民やボランティア団体などと協力しながら準備を進めます。

5.活力と躍動感に満ちたまちづくり

  • 農業の振興
    • 水田農業は、米の消費が停滞し、生産過剰による価格の低迷が続く厳しい状況の中、麦や飼料作物、発酵粗飼料用稲、飼料用米などを組み合わせた水田農業および今年度から国が導入した所得補償制度を活用を推進し、経営の安定化を図ります。中でも、国・県からの評価も高い飼料用米の取り組みは積極的に推進します。
    • 施設園芸は、首都圏への生鮮野菜の一大供給地として、さらなる生産力向上や省力化を図るため、県の補助制度などを積極的に活用して、野菜生産施設などの整備を支援します。
    • 畜産については、地域から発生するバイオマス資源の有効に活用するため、堆肥利用組合2団体が、地域バイオマス利活用推進事業に取り組みます。
    • 旭市農業振興地域整備計画の全体見直しは、県との事前協議が終了し、今後法的な事務手続きを進めます。
    • 今年度から実施する、こだわり旭ブランド創出支援事業は、有利販売や販路の拡大により収益の増加を目指すなどの取り組みを支援します。
    • 地場産品の販売は、商工業と連携して推進するとともに、地域産業の活性化に向けて、直売施設などの整備を検討します。
    • 幽学の里で米作り交流事業では、都市住民との交流の裾野を広げ内容の充実を図ることで、自然豊かな旭のPRと地元農水産物の消費拡大を図ります。
  • 水産業の振興
    水産業の経営安定に向けて、つくり育てる漁業を推進するとともに、航路確保のための海底の土砂を掘削する工事や堤防、護岸工事など、漁港施設を整備します。
    農水産業の振興策の一環として、6月には飯岡漁港を会場に、いいおか港水産まつりを、秋には旭、干潟、海上地域で産業まつりを開催し、市のPRと知名度の向上を図ります。
  • 商業の振興
    • 商業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続く中、商工会が行うプレミアム付共通商品券発行事業や中心市街地活性化委員会の活動など、商業活性化に向けた各種事業について、商工会と連携を図りながら支援します。
    • 雇用の創出と空き店舗対策は、ふるさと雇用再生特別基金事業を利用して、市の特産品などを広く市内外に紹介する、アンテナショップを計画しています。
    • 中小企業金融対策事業については、引き続き市制度資金の利用の促進を図るとともに、国のセーフティネット保証に係る認定事務を迅速に行い、中小企業者の経営安定に向け支援します。
  • 工業の振興
    • あさひ新産業パークへの企業誘致については、いまだ景気回復の兆しが見えない中、企業誘致活動も厳しさが増していますが、農畜産物の一大供給地である本市のポテンシャルを生かしながら、引き続き各金融機関や、県、県土地開発公社などと連携しながら優良企業の誘致に努めます。
  • 観光の振興
    • 観光の推進は、県との協力によりガイドブッックなどで各種イベントを紹介するほか、今後も、ちばプロモーション協議会「九十九里地域部会」や観光協会などと連携しながら観光の情報発信に取り組むなど、観光客の誘致に努めます。
    • 地域資源価値創造事業は、外部委員会などを設置し、市の潜在的な文化・観光資源を新たな目で調査してきました。今後は、これまでの各種調査やその成果を基に、市民との協働により新たな旭の魅力を作り出すなど、地域の活性化に結び付ける方策を研究します。また、「ちばてつや先生」の漫画キャラクターを使用したPR活動を、引き続き積極的に行います。

6.共につくる夢のあるまちづくり

  • 定住自立圏構想策定事業
    • 人口の減少による地域経済力の低下、コミュニティの衰退などを防ぎ、活力あるまちづくりを推進していく施策です。市は3月に中心市宣言を行いました。今年度中に、定住自立圏形成方針および定住自立圏共生ビジョンを策定します。
  • 電算システム運用事業
    • 現行住民情報系システムの運用保守が、平成24年3月で終了することから、平成23年度の稼動運用に向けて準備を進めます。