本文
備えない防災のススメ ~フェーズフリーを取り入れよう~
◆ フェーズフリーとは?
「フェーズフリー」とは、身の回りにあるモノやサービスを、日常時はもちろん非常時にも役立てることができるという新しい防災の考え方です。
「日常(フェーズ)」と「非常時(フェーズ)」という2つの時間を区切るのではなく、自由(フリー)にするという意味を持ちます。
つまり、いつもの暮らしで使っているものが、そのまま「もしも」のときにも役立つようにすることで、特別な準備をしなくても防災につながるという考え方です。
- 一般社団法人フェーズフリー協会のホームページ<外部リンク>
◆ 日常生活にあるフェーズフリー
身近なものの中にも、フェーズフリーの理念に合致したモノや活用法がたくさんあります。
- アウトドア用品(ランタン・ポータブル電源・簡易テントなど)
→ 停電時の照明や避難所生活にも役立ちます。 - 自転車用ヘルメットやサイクルライト
→ 夜間の避難や災害時の安全な移動手段として活用できます。 - カセットコンロ・ガスボンベ
→ 災害時の調理手段として心強い備えになります。 - ウォーキングコースに避難所ルートを組み込む
→ 普段の散歩の中で避難経路を把握しておくことで、いざというときに迷わず行動できます。
これらのように、「いつも」と「もしも」の両方で使えるアイテムや行動を、日々の生活に少しずつ取り入れてみましょう。
◆ ローリングストック法のススメ
「ローリングストック法」とは、フェーズフリーの実践に適した日常使いと備蓄を両立させる方法です。
普段から少し多めに食品や日用品を買い置きしておき、消費期限の近いものから使い、使った分を補充することで、常に備蓄が循環する状態を保てます。
- 非常食に頼らず、普段の食材で備蓄
- 食品ロスの削減にもつながる
- 家族の好みに合った備蓄が可能
今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方(政府広報オンライン)<外部リンク>
食品ロスにしない備蓄のすすめ(消費者庁ホームページ)<外部リンク>