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旭市浄化センターの仕組み

更新日:2020年11月10日更新 ページ番号:0002510 印刷ページ表示

 公共下水道に接続した家庭や事業所から排出される汚水は、浄化センターに集められ、きれいな水となって新川へ放流されます。

1.旭市浄化センターの概要

敷地面積

 24,200平方メートル

延床面積

 3,436.79平方メートル(現有)

供用開始年月日

 平成12年3月31日

処理方式

 標準活性汚泥法

現有施設の処理能力

 6,200立方メートル/日最大

全体計画上の処理能力

 16,500立方メートル/日最大

2.施設の案内

(1)管理棟

 浄化センターの心臓部で、中央監視室、電気室、水質検査室、上下水道課の事務室、上下水道お客様センター等があります。

正面からみた旭市浄化センター管理棟

(2)水処理施設

 家庭や事業所から排出された汚水は、この施設で処理されて、きれいな水になります。

 水処理施設は、マンホールポンプ、スクリーンユニット、反応タンク、最終沈殿池、塩素接触装置から構成されています。

水処理施設フロー図

高段ポンプ棟

 浄化センターまで流れてきた汚水は、地下約10メートルの深さから水中ポンプによって水処理施設へくみ上げられます。

高段ポンプ棟外観高段ポンプ棟 ポンプ井内部

最初沈殿池

 くみ上げられた汚水は、最初沈殿池で細かいゴミ等を沈降させてから、反応タンクに送ります。

 沈降したゴミ等は、汚泥処理棟へ送られます。

最初沈殿池全景最初沈殿池 越流トラフ

反応タンク

 汚水は反応タンクで活性汚泥と混合され、曝気されます。

 活性汚泥には好気性微生物が含まれており、この微生物が曝気されることにより汚水の汚れを捕食して、水をきれいにします。

反応タンク上部反応タンク内部

最終沈殿池

 反応タンクで混合された活性汚泥をここで沈降分離して、上澄みのきれいな水を放流します。

 分離された活性汚泥は反応タンクへ返送されて(これを返送汚泥といいます)再度利用されるか、余った分(これを余剰汚泥といいます)は汚泥処理施設で処理されます。

最終沈澱池全景最終沈澱池では金魚も泳げます

塩素接触装置

 放流水に残っている大腸菌等の細菌類を次亜塩素酸カルシウムで殺菌して放流します。

塩素接触装置塩素接触装置内部

(3)汚泥処理施設

 この施設では、水処理施設から発生する余剰汚泥を濃縮・脱水します。脱水された汚泥は外部に搬出し、セメント原料としてリサイクルされます。

 汚泥処理施設は、汚泥貯留槽、造粒濃縮装置、脱水機、貯留ホッパーから構成されています。

汚泥処理施設フロー図

汚泥貯留槽

 最終沈殿池からポンプで引き抜かれた余剰汚泥は、いったんここに貯留されます。

 槽内には、効率よく脱水するために余剰汚泥を均質化する攪拌機があります。

汚泥貯留槽汚泥貯留槽内部

造粒濃縮施設

 この施設では、まず余剰汚泥に無機凝集剤を加えて、汚泥中の固形分を小さな塊にします。この塊をフロック(写真右)といいます。

 さらに高分子凝集剤を加えて、フロック同士を結合させて大きくします。フロックは水と分離して脱水機へ送られます。

増粒濃縮装置フロック

脱水機

 上記施設で形成されたフロックを絞って、さらに水分を取り除きます。

 旭市では、フロックを2本のベルトで挟んでローラーで絞るベルトプレス脱水機(写真左)を使用します。

 脱水された汚泥はスポンジケーキの様になることから、脱水ケーキ(写真右)と呼ばれています。

ベルトプレス脱水機脱水ケーキ

貯留ホッパー

 脱水ケーキは貯留ホッパーに送られ、一定の量になるまで貯められます。

 貯められたケーキはトラックに積み込まれ、場外へ搬出されます。

貯留ホッパーホッパーからトラックに積み込まれる脱水ケーキ