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住宅用火災警報器は10年で交換を
住宅用火災警報器は10年を目安に交換しましょう
火災の発生を警報音や音声で知らせる住宅用火災警報器は、旭市では平成20年6月からすべての一般住宅で設置が義務化され、すでに10年以上が経過しています。
住宅用火災警報器は、古くなるとセンサー等の寿命により火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。10年を目安に交換しましょう。
定期的に作動点検をしましょう
本体についているひもを引いたりボタンを押して、1か月に1回は作動点検をしましょう。
正常であれば、警報音やテスト音が鳴ったり、表示灯が点灯します。
警報音が鳴らない場合は、電池切れや機器の故障が考えられます。電池や機器本体を交換しましょう。
住宅用火災警報器の設置率(令和6年6月1日時点)
旭市 51パーセント
千葉県平均 59.7パーセント
全国平均 66.2パーセント
旭市の設置率は、依然として低い状況です。まだ設置されていない人は、早急に設置しましょう。
住宅用火災警報器の設置により効果のあった事例を紹介します
- 就寝中、掛け布団が電気ストーブに触れて焦げ、室内の警報器が鳴動。水をかけ大事に至らなかった。
- 寝たばこにより布団から発煙し、寝室の警報器が鳴動。浴槽の水に布団を浸して大事に至らなかった。
- 2階で就寝中に1階台所から出火し、階段の警報器が鳴動。早期に避難ができた。
住宅用火災警報器Q&A
なぜ設置が義務化されたの?
住宅火災の死者数が急増しているためです。
平成17年の住宅火災の死者数は1,223名となり、統計を取り始めてから過去最高となりました。その多くは逃げ遅れによるもので、高齢者が半数以上を占めていました。高齢化社会が進むと犠牲者がさらに増加する恐れがあるため、義務化となりました。
どこで購入するの?
- ホームセンターや家電販売店、消火器などの消防設備を取り扱っている防災専門業者などで購入できます。
住宅用火災警報器の規格に適合したものは、左図のようなマークが表示されていますので、購入する際の目安にしてください。
どこにつけるの?
- 寝室はすべて必要です。
- 寝室が2階にある場合、2階の寝室と階段にも必要です。
※住宅用火災警報器には、煙・熱感知式がありますが、一般住宅には、煙感知式が義務付けられています。
※台所には設置義務はありませんが、設置する場合は熱感知式が有効です。
取り付け位置について[PDFファイル/53KB]を確認してください。
取り付けは誰にでもできるの?
- 壁や天井にネジが打ち込めれば、誰にでも簡単に設置することができます。
お手入れは必要なの?
- 頻繁に警報音が鳴るときは、取り付け位置を変更する(大量の湯気も感知するので注意)。
- 汚れは乾いた布で拭き取る。また、お手入れ・掃除の方法は機種によって違いますので取扱説明書を確認してください。
住宅用火災警報器の訪問販売や詐欺に注意してください
旭市では、全ての住宅に住宅用火災警報器の設置と維持が義務付けられていますが、最近これに便乗した住宅用火災警報器の不適正取引と考えられる事例が全国的に発生しているので注意してください。
~悪質な訪問販売にあわないために~
- 消防本部・消防署、消防団及び市役所が販売することは一切ありません。
- 消防本部・消防署、消防団及び町内自治会へ販売を依頼することもありません。
- 不適正な価格、強引に販売などを行う業者にご注意下さい。
- 住宅用火災警報器の設置に資格は必要なく、誰でも簡単に行うことができます。
- 住宅用火災警報器の販売は、クーリング・オフ制度の対象です。
「あやしい」、「おかしいな」と思ったら、すぐに消防本部予防課へ連絡してください。