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ケブカトラカミキリにより被害を受けたイヌマキの確認方法と防除対策について
イヌマキの害虫「ケブカトラカミキリ」による被害が市内でも多発しています。この虫はカミキリムシの一種で、体長は1cm程度、マキとナギの木を食害します。この虫の成虫は4~6月にかけて樹皮下から4mm程の穴を開けて脱出し、すぐに交尾・産卵します。幼虫は樹皮下を食害し、木全体またはひと枝の葉が黄色くなり、食害を受けた木は数か月で枯れてしまいます。
被害の確認方法と防除について
被害の確認方法
- 幹や枝に直径4mmほどの穴が空いている(画像1)
- 木の全体が茶褐色に枯れ上がった(画像2,3の真ん中)
- 木の全体または一枝で、葉色が急速に黄緑または黄色に変わった(画像3)
以上に該当する場合はケブカトラカミキリの被害を受けた可能性が高いです。
4月~6月の防除について
4~6月の成虫が木の外に出てくる時期に、トレボンMCまたはトレボンEWの2000倍液を幹や枝への散布を概ね2週間間隔で行うことで防除効果があります。
7月~3月の防除について
この時期はカミキリムシの幼虫が木の中にいるため、薬剤防除は効果が期待できません。被害木を確認したら、翌年の被害拡大を防ぐために、木の根元から伐採し、適切に廃棄処分をしましょう。家庭で伐採した木は、搬入基準に従い旭市クリーンセンターに搬入するか、業者に処分依頼をして下さい。