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水草「ナガエツルノゲイトウ」に注意してください
ナガエツルノゲイトウとは?
ナガエツルノゲイトウは、南米原産の多年生水草です。水面と陸地の両方に適応し、固まって生育します。
花は白い球状で6月ごろに開花し、茎は中が空洞になっています。葉は細長く、茎の節から一対で生えます。
一度定着すると猛烈な勢いで繁殖し、水面を覆いつくし水流を妨げる、水門に絡まる、作物が収穫不可能になるなど、生態系や農業へ様々な被害をもたらすことから特定外来生物*に指定されています。
旭市内でも定着していることを確認しており、今後繁殖、まん延が懸念されます。
用水路、水田の水口付近や畦畔を見回り、早期発見・早期駆除に努めましょう。
*特定外来生物は、法律で栽培・運搬等が禁止されています。
特徴
一番の特徴は生命力の強さで、刈り取り後、根や茎の断片が少しでも残っていれば再生します。
乾燥にも強いため、焼却処分が必要です。
除草剤は対策として有効ですが、薬剤がかからなかった部分があれば、そこから再生します。
旭市での生息状況
令和5年7月現在旭市内で確認されている場所は次のとおりです。
- 秋田川 全線
令和5年7月撮影。写真は上流部。
侵入防止及び防除方法について
- 水田における侵入防止対策
水田に一度侵入すると、根絶することは困難ですので、まずは侵入防止を徹底しましょう。取水口に網を設置することが有効です。 - 取水口や畦畔での防除方法
ナガエツルノゲイトウは小さい断片からでも再生するので、刈払機は使わないでください。
刈り取らず根元から抜くか、除草剤を丁寧に散布してください。
もっと詳しく
詳細については下記のサイトもご覧ください。
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