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芝田沙季さんへのインタビューとメッセージ
「地元の声援を力に変えて世界を目指します」
プロフィール(芝田沙季さん・プロ卓球選手)
6歳のとき「旭スタークラブII」で卓球を始める。卓球強豪校の四天王寺高校(大阪)に進学し、平成26年、27年のインターハイで3位。令和元年に世界ランキング13位、令和3年には日本代表として世界選手権大会に出場。ワールドツアーのシングルスの部で6回、ダブルスの部では7回優勝。 現在は、日本ペイントグループに所属。
卓球を始めたきっかけはを教えてください。
いとこが所属していた「旭スタークラブII」の見学に行ったときに「とても楽しそうだな」と感じたのがきっかけです。クラブの皆さんがとても優しかったことや、ラリーもだんだんと続くようになって、練習に行くのが楽しくなっていきました。
印象に残っているエピソードはありますか。
小学校1年生のときに、全国大会の千葉県代表に選ばれたことです。県予選が総合体育館で毎年行われていたのですが、地元で全国大会の切符を勝ち取れたことや、家族や学校の先生がとても喜んでくれたことが、本当にうれしかったです。小学2年生のときには全国大会でベスト8に入り、その頃から勝ちたいという気持ちが強くなっていきました。また、プロになってからは、令和3年に旭市で行われたアジア選手権選考会で4位となり、日本代表に選ばれたことがすごく印象に残っています。この年は世界選手権にも出場し、飛躍の年となりました。
※写真提供:日本ペイントマレッツ ※写真提供:日本ペイントマレッツ
地元から離れても、旭市とのつながりは続いているんですね。
そうですね。小学校6年生のときに親元を離れ、地元からは長く離れてしまっていますが、アジアユース卓球選手権大会・世界ユース卓球選手権大会の選考会などが毎年旭市で開催されるので、年に一度は地元には帰ってきていましたね。卓球の大会を通して地元を身近に感じられましたし、現在も毎年ユースの試合を開催してくださっていることを、とてもありがたく思います。また、令和5年には「こども卓球台」を寄贈させていただきました。自分を育ててくれた旭市への感謝の気持ちを形にできたらと思っていたので、卓球選手となって結果を出せたのは良かったです。
地元開催の大会やイベントはどうですか。
地元の方々に声を掛けていただいて、とても励みになります。卓球選手として知ってもらえていることがうれしいですね。こども卓球台の寄贈イベントにも、お世話になった人たちがたくさん来てくれましたし、地元の応援は競技生活の大きな力になっています。苦しいときやつらいときでも「頑張ろう」と思えるのは、応援してくださる地元の人たちの声があるからです。いつも支えていただいていることに感謝しています。
旭市の魅力を教えてください。
まず、食べ物、特に果物がおいしいこと。実家からメロンやナシを贈ってもらって食べるのが、毎年楽しみです。それから、袋公園にあるじゃぶじゃぶ池は、実家から近く、よく遊びに行っていた思い出があります。旭市の人たちは、自分の家族も含め、みんなが優しく温かいと思います。帰省したときには、父とキャッチボールをしたりしてリフレッシュするのですが、帰ってくるとほっとしますね。私にとって、旭市は「心の休まる場所」です。旭市の皆さんのように、私も優しく思いやりのある人間になりたいと常々思っています。
今後の目標や抱負を教えてください。
全日本選手権で優勝して、もう一度世界選手権に出場することです。そして、旭市の皆さんに喜んでいただける結果を残したいです。また、いつか地元でも卓球Tリーグの試合が開催されるようになれば、とてもうれしいです。

旭市20周年へのコメント、市民へのメッセージをお願いします。
合併20周年、本当におめでとうございます。これまでの歴史を築いてくださった皆さんに心から感謝いたします。これからは私たち若い世代がさらに旭市を盛り上げていきたいと思います。私は卓球を通じて貢献していけるよう、これからも努力していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
色紙メッセージ
卓球で旭市を元気に

