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平成29年3月 市議会定例会施政方針

更新日:2020年11月10日更新 ページ番号:0003502 印刷ページ表示

明智 忠直

1 はじめに

 本日、ここに平成29年旭市議会第1回定例会を招集し、平成29年度一般会計、特別会計及び企業会計予算のほか、条例の制定等の案件についてご審議を願うことといたしました。
 開会にあたり、新年度における市政運営について所信の一端を申し上げます。

2 総合戦略

 はじめに、総合戦略について申し上げます。
 この計画は、急激な人口減少に歯止めをかけ、地域の活性化を図り、持続可能な社会の実現を目指すもので、平成29年度は、計画期間の折り返し点である3年目を迎えます。今後も、将来都市像に掲げる「郷土愛からつなぐ未来 ず~っと大好きなまち旭」を実現させるため、重点施策と基本施策、さらには生涯活躍のまち構想の実現を目指し、取り組んでまいります。

重点施策

 次に、総合戦略の中で、平成29年度に取り組む重点施策を四つのプロジェクトに沿って申し上げます。

地産振興プロジェクト

 一つ目は、「地産振興プロジェクト」であります。
 はじめに、道の駅「季楽里あさひ」を活用した交流拠点の形成について申し上げます。
 本市の産業や観光、地域の振興を目的に整備いたしました道の駅「季楽里あさひ」は、開業以来多くの来場者から好評をいただいており、平成28年1月から12月末までの1年間で、来場者は106万人に達しました。
 今後も、地方創生を具体的に実現する重点道の駅としての推進を図るとともに、「食の郷あさひ」から生産される全国トップレベルの農水産物のPRなど、本市の様々な魅力を発信する拠点となるよう、取り組んでまいります。
 次に、観光資源創出プロモーション事業について申し上げます。
 本市の魅力を全国へ発信するため、マスコミや旅行関連企業と連携し、地元産品を利用した観光資源の創出や、各種観光イベントなどの旅行商品化への取り組み、また本市が舞台となった映画を活用することにより、観光客招致に向けたプロモーション活動を展開してまいります。
 次に、観光イベント事業について申し上げます。
 袋公園桜まつりについては、4月1日から12日までの12日間で開催を予定しており、4月8日には、新たに観光大使となった桂竹千代さんによる寄席をはじめ、様々な催しが計画されております。
 このほか、砂の彫刻美術展、いいおかYOU・遊フェスティバル、七夕市民まつりの開催、サーフィン大会への支援、さらには海水浴場の開設など、海の資源を最大限に活用し、元気な旭市をPRしていきたいと考えております。
 次に、こだわり旭ブランド創出支援事業について申し上げます。
 豊富な農水産物を活かし、生産者や加工者が新たな「旭の顔」となり得るブランド品づくりのために行う、加工品開発や販路拡大などの取組みに対し、支援を行ってまいります。
 次に、創業者等への支援について申し上げます。
 市内で創業・起業を目指す方のため、創業セミナーの開催など、商工会や関係機関等と連携し、創業者への支援を行ってまいります。

子宝育成プロジェクト

 二つ目は、「子宝育成プロジェクト」であります。
 はじめに、出会いの場創出事業について申し上げます。
 若者の定住化を促進し、未婚化、晩婚化を解消するため、様々な婚活イベントの開催などにより、男女の出会いの場を提供できるよう関係団体と連携し、支援を行ってまいります。
 次に、少子化対策について申し上げます。
 特定不妊治療助成事業については、不妊に悩む夫婦に対して、高額な治療費を要する特定不妊治療費の一部を助成し、治療に伴う経済的負担の軽減を図ってまいります。
 出産祝金支給事業については、第2子の出産に対し10万円を、第3子以降の出産に対し20万円を支給してまいります。
 そのほか、乳幼児紙おむつ給付事業、子ども医療費助成事業、第3子以降保育料等の無料化などの子育て支援についても引き続き実施してまいります。
 学校給食については、平成29年度から第3子以降の学校給食費の無料化を実施し、子育て世代を中心に多子世帯の経済的負担の軽減や、安心して子どもを産み育てられる環境づくりの推進を図ってまいります。
 親と子どもの絆プロジェクト事業については、子どもの豊かな心を育むため、市内保育所、幼稚園、認定こども園などが実施する世代間、地域との交流事業に対し、助成を行ってまいります。

故郷創出プロジェクト

 三つ目は、「故郷創出プロジェクト」であります。
 はじめに、定住促進奨励金交付事業について申し上げます。
 本市では、人口減少対策の一環として、平成25年度から定住促進奨励金交付事業を実施しており、定住人口の確保に努めております。
 事業開始以来、申請件数210件、転入者数は、546人となっております。
 今後も、本市の魅力を感じていただき、住んでみたい、住み続けたいと思えるまちづくりを進めていきたいと考えております。
 次に、地域公共交通の利便性向上について申し上げます。
 地域公共交通については、JRやタクシー、路線バスなどと連携、協力し、コミュニティバスを運行しておりますが、人口減少、少子高齢化が進む中で、ニーズの変化が生じるとともに、交通弱者のさらなる増加が見込まれます。
 このことから、地域にとって、より望ましい公共交通のすがたを明らかにし、市民にとって利用しやすい公共交通体系を構築するため、マスタープランとなる地域公共交通網形成計画を策定してまいります。
 次に、ふるさと応援寄附推進事業について申し上げます。
 本事業は、昨年3月から寄付の受付を開始し、1月末現在の寄附申出は、332件、1,705万円となっております。
 現在、制度の拡充を図るため、本市の観光資源を活用した、釣船の乗船券やサーフィンスクール利用券、長熊釣堀センター利用券、海上キャンプ場利用券などの新たな返礼品について準備を進めているところであります。
 今後も旭市の特産品や各種の体験事業など、魅力ある返礼品の拡大に努め、市外から訪れていただく方々の増と、さらには産業の振興へも結び付けていきたいと考えております。
 次に、幽学の里で米作り交流事業について申し上げます。
 大原幽学ゆかりの水田を活用し、市内在住者と都市住民が、米作り体験を通し交流活動を図ることで、「食の郷・旭」をPRするとともに、農作物を作る喜び、食べる喜びを通して農業の魅力を知っていただきたいと考えております。

安心形成プロジェクト

 四つ目は、「安心形成プロジェクト」であります。
 はじめに、地域包括ケアシステムの充実について申し上げます。
 高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、介護予防・認知症対策に取り組むとともに、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指してまいります。
 地域包括支援センターについては、市内5か所に点在する在宅介護支援センターとの連携を強化し、高齢者やその家族からの相談に応じる総合相談・支援事業と見守り対策の充実を図ってまいります。
 次に、震災復興・津波避難道路整備事業について申し上げます。
 横根三川線については、飯岡中学校の進入路部分の240メートル区間について完成し、供用を開始しております。また、旭地区の椎名内西足洗線については、一部工事に着手いたします。引き続き、関係地権者の皆様にご協力をお願いし、事業を進めてまいります。
 次に、津波避難施設整備事業について申し上げます。
 地震発生から津波到達までの時間的余裕がない場合や避難に時間を要する人の緊急避難場所として矢指地区に築山の整備を行ってまいります。今後も災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。

生涯活躍のまち構想

 次に、生涯活躍のまち構想について申し上げます。

 この構想は、旭市総合戦略の重点戦略に位置付けられた地方創生を目的としたプロジェクトで、旭中央病院周辺に医療・介護機能や商業・サービス機能を有する居住空間を形成するとともに、道の駅「季楽里あさひ」との連携を図り、民間活力を融合させた拠点づくりを行うことにより、人口の増加と雇用の機会を創出しようとするもので、その実現に向けて取り組んでいるところです。
 生涯活躍のまちが法制化されたことに伴い、現在、国への認定申請を行うため、地域再生計画「生涯活躍のまち・あさひ」の策定を進めているところであります。
 また、構想の実現に向けた課題や問題を整理するため庁内に、旭市生涯活躍のまち構想推進会議を立ち上げ、検討を始めたところです。
 将来の旭市の発展のためには欠かせない重要な構想でありますので、今後、議会をはじめ、市民の意見も参考にしながら、実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

基本施策

 次に、平成29年度の基本施策の概要を、総合戦略に掲げた4つの基本目標に沿って申し上げます。

基本目標1 魅力ある雇用を創出し、安心して働けるまちづくり

 第一は、「魅力ある雇用を創出し、安心して働けるまちづくり」であります。
 はじめに、農水産業の振興について申し上げます。
 園芸生産強化支援事業については、県下トップレベルの施設園芸の産地として、さらなる強化、拡大を進めるため、生産施設の整備や省力化機械等の導入に対し支援を行ってまいります。
 畜産競争力強化対策整備事業については、輸入品の増加や生産コストの上昇など厳しい状況の中、持続可能な経営に向け、生産基盤の確保や国際競争力の強化を図るために行う飼養管理施設等の整備に対し、国、県の事業を活用し、支援を行ってまいります。
 水田農業構造改革推進事業については、安定的な水田農業を確立するため、飼料用米等による戦略作物の作付けを支援し、農業所得の向上につなげ、経営の安定化を図ってまいります。
 農業基盤整備事業については、万力2期地区が、平成29年度で換地精算を終え、事業が完了いたします。継続している豊和地区、春海地区、飯岡西部地区については、早期完了に向けて関係機関と連携しながら、事業を進めてまいります。また、担い手への農地の集積・集約化を進めるため、農地中間管理機構の利用を促進してまいります。
 農業後継者の確保については、市外からの新規農業者に対し、農業施設や機械取得の補助のほか、農地の借入れに対する支援制度を創設するなど、市内での就農を推進してまいります。
 漁港改修事業については、飯岡漁港の施設機能強化のため、千葉県において航路の浚渫工事を実施する予定であります。今後も、漁業者等が漁港施設を安心して利用できるよう、関係機関と連携してまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 商店街活性化事業については、旭市商業振興連合会の既存商店街の振興策として、プレミアム付き共通商品券発行事業のほか、商業の活性化を図るための事業に対し、商工会と連携を図りながら支援を行ってまいります。
 工業振興支援事業については、旭市企業誘致条例による税制面での支援や、工業団地における生産環境の整備などにより、工業の振興を図ってまいります。
 次に、雇用の確保について申し上げます。
 企業誘致の推進については、千葉県及び関係機関はもとより、地元金融機関などとの連携を図りながら、誘致活動を推進してまいりましたが、4月に、飯岡地区において、東京に本社を置くIT企業のサテライトオフィスが操業の予定となっております。
 また、雇用の場の確保とともに、若者定住促進事業として地元企業と就労希望者とのマッチングを行う合同企業説明会も引き続き行ってまいります。今後も、地域経済の活性化と雇用の創出による若者の定住化を図るため、優良企業の誘致を推進してまいります。

基本目標2 結婚・出産・子育ての希望がかない、誰もが生きがいを持てるまちづくり

 第二は、「結婚・出産・子育ての希望がかない、誰もが生きがいを持てるまちづくり」であります。
 はじめに、保健の充実について申し上げます。
 健康相談・教育事業については、生活習慣病予防のため、メタボリックシンドローム該当者及び予備群となる人への指導を行ってまいります。
 感染症予防対策事業については、各種予防接種の実施により、感染症の拡大防止を図ってまいります。
 がん検診、特定健康診査等事業については、対象者が受診しやすいように日程を調整し、女性専用日を設定するなど、受診率の向上を図ってまいります。
 次に、スポーツの振興について申し上げます。
 各種スポーツイベントの開催については、市民の一体感を醸成する事業として、旭市民体育祭、旭市民駅伝大会のほか、誰でも気軽に参加できる軽スポーツの集いなどを開催してまいります。
 そのほか、千葉県東部五市体育大会、世界ジュニア卓球選手権大会男子日本代表選考会、千葉県高等学校駅伝競走大会が本市を会場として開催され、さらに、未来(あした)への道1000km縦断リレーが予定されています。今後も、スポーツ事業を推進し、本市の知名度アップを図ってまいります。
 次に、子育て支援の充実について申し上げます。
 子ども・子育て支援新制度については、子ども・子育て支援事業計画に基づき事業を実施してまいります。
 本計画にあります認定こども園の普及については、平成29年度に飯岡幼稚園が認定こども園に移行し、市内の認定こども園は3園になります。認定こども園への移行は、低年齢児の受け入れ枠が増え、増加する低年齢児の保育ニーズにも対応できるものと考えておりますので、今後も支援を行ってまいります。
 また、本市の子育て支援策の周知を図るため、子育てガイドの冊子を発行いたします。
 赤ちゃん全戸訪問事業については、新生児が生まれた家庭を、保健師や助産師が訪問し、適切な助言を行うことにより、健全な子育てがなされるよう支援してまいります。
 次に、地域福祉の充実について申し上げます。
 臨時福祉給付金については、経済対策分の簡素な給付金として、市民税の均等割が非課税の方へ、一人あたり1万5,000円を給付いたします。今月下旬に対象者約1万2,700人へ通知を発送し、申請書の受付を開始いたします。
 次に、学校教育の充実について申し上げます。
 学校いきいきプラン事業については、子どもたち一人ひとりが、いきいきと輝く、特色のある教育活動を支援するため、補助金を交付し、学校教育の充実を図ってまいります。
 小・中学校教諭補助員配置事業については、教諭補助員の配置により、国語や算数、数学など基礎学力の向上を図るとともに、特別な支援を必要とする児童生徒へのきめ細かな指導を行ってまいります。また、小学校外国語活動に補助員3名を配置することにより、外国語活動の充実と国際教育の推進を図ってまいります。
 また、国際社会で活躍できる広い視野をもった人を育むために、英語力の向上を目的とした教育支援として、中学校を通じ英検3級を受験する生徒の検定料を全額補助してまいります。今後も、グローバル化に対応した教育の充実を図ってまいります。
 小・中学校の適正規模・適正配置については、旭市学校のあり方検討委員会において、本市における児童生徒数の推移を踏まえ引き続き検討を行い、平成29年度末までに、教育委員会に対して提言がなされる予定であります。
 学校大規模改修工事については、鶴巻小学校、古城小学校、中央小学校及び干潟中学校の4校の屋内運動場非構造部材の耐震化工事を実施してまいります。
 次に、芸術文化の振興について申し上げます。
 文化振興事業については、多くの市民の皆様に楽しんでいただけるよう、市民参加型の事業として、音楽愛好者の相互交流と演奏発表の場となる市民音楽祭や、市内の各地域に伝わる郷土芸能の発表を行うあさひのまつりなどを実施するとともに、寄席や公演の開催、文化祭への支援、文化事業への補助など、市民ニーズに沿った文化振興事業を引き続き実施してまいります。
 次に、青少年の健全育成について申し上げます。
 青少年の健全育成の推進については、青少年意見発表大会、通学合宿や学校、地域、家庭との連携による地域子ども教室などを開催いたします。
 次に、交流の促進について申し上げます。
 スポーツ交流の促進については、旭市飯岡しおさいマラソン大会をはじめ、卓球やパークゴルフ等のスポーツを通じた都市市民等との交流を促進してまいります。
 オリンピック事前キャンプ地誘致については、千葉県を通じて交流のあるドイツのデュッセルドルフ市において、世界卓球大会が5月に開催されることから訪問し、事前キャンプ地誘致のための活動を実施してまいります。
 また、「東京2020事前トレーニングキャンプオンラインガイド」へ、本市の情報を掲載するなど、世界へ向けての情報発信を行ってまいります。

基本目標3 ひとの定着・還流・移住の流れをつくり、人々が集うまちづくり

 第三は、「ひとの定着・還流・移住の流れをつくり、人々が集うまちづくり」であります。
 はじめに、安全で快適な道路の整備について申し上げます。
 旭中央病院アクセス道については、平成29年度から本格的な道路改良工事に着手いたします。
 飯岡海上連絡道の整備については、約1,100メートルが完成し、供用を開始いたしました。平成29年度は、残りの区間の工事を実施してまいります。なお、JR横断部分の工事をするため入口部分の用地の協力を得たことから、JR横断部の修正設計業務をJR東日本に委託するところです。
 南堀之内バイパスの整備については、未買収地を除く区間の工事に着手してまいります。早期完成に向けて、引き続き関係地権者のご協力をお願いしてまいります。
 次に、安全・安心な水の供給について申し上げます。
 施設整備事業については、既存の配水池についての耐震化を進め、災害に強い水道システムを構築するとともに、適正な容量の確保と自然流下区域の拡大を図ってまいります。
 次に、良好な生活環境の形成について申し上げます。
 都市計画区域の見直しについては、制度に対するご理解をいただくために、本年2月に市内5か所で説明会を開催しました。今後も都市計画という共通のルールに基づいたまちづくりを目標に、引き続き説明会を重ねながら、区域の見直しを進めてまいります。
 公共下水道については、施設の適正な維持管理を行い、供用開始区域の下水道への接続を促進してまいります。
 蛇園南地区流末排水整備事業については、約2.5キロメートルが完了いたしました。残りの約1キロメートルの区間については、引き続き早期完成を目指し、事業を進めてまいります。
 次に、良質な環境の保全について申し上げます。
 環境ボランティア活動の支援については、環境の保全や美化を推進するため、市民やボランティア団体の皆様にご協力をいただきながら、きれいな旭をつくる運動を展開してまいります。
 ごみ処理広域化の推進については、東総地区広域市町村圏事務組合において、銚子市野尻町地区を広域ごみ処理施設の計画地として、また銚子市森戸町地区を広域最終処分場の計画地として、環境アセスメントの手続き等を実施しております。
 広域ごみ処理施設については、施設建設及び運営に関する入札公告等を、広域最終処分場については、実施設計業務等を行う予定であります。今後も、広域ごみ処理施設及び広域最終処分場の早期完成を目指し、組合及び構成市と連携を図ってまいります。
 環境基本計画の見直しについては、3月に、新たな旭市環境基本計画の策定を完了いたします。この計画により、リデュース、リユース、リサイクルの「スリーアール」の推進や地球温暖化対策などの環境問題に対応してまいります。
 市民、事業者と市が一体となって「環境にやさしいひと・環境にやさしいまち」を目指して、循環型社会を構築するための施策に取り組んでまいります。

基本目標4 将来にわたって元気な地域をつくり、安全・安心で暮らしやすいまちづくり

 第四は、「将来にわたって元気な地域をつくり、安全・安心で暮らしやすいまちづくり」であります。
 はじめに、高齢者福祉の充実について申し上げます。
 介護予防の推進については、高齢者の健康づくりを促進し、介護予防に向けた支援と、住民が主体的に参加し自らが担い手となっていくような地域の支えあい体制を構築するとともに、高齢者が在宅生活を継続できるよう、地域における医療・介護が連携して包括的かつ継続的なネットワークづくりに努めてまいります。
 次に、震災からの復興と防災力の強化について申し上げます。
 被災者への支援については、津波により半壊以上の被害を受け、市内に住宅の再建をした世帯に支援を行う旭市津波被災住宅再建支援事業について、受付期間を延長し、支援してまいります。なお、国の被災者生活再建支援制度及び県の液状化等被害住宅再建支援事業は、本年度をもって申請受付が終了となります。
 防災体制支援事業については、東日本大震災を教訓に、地震や津波といった大規模な災害に備え、市民一人ひとりが適切な避難行動がとれるよう、津波浸水想定区域を対象とした津波避難訓練を実施してまいります。
 次に、消費者の保護について申し上げます。
 消費者保護対策事業については、高齢者などの社会的弱者を狙った悪質商法による被害者や多重債務者を救済するため、消費生活相談員のレベルアップのための研修の充実を図り、市民に信頼される消費生活センターとして、体制を強化してまいります。
 また、消費者被害を未然に防ぐため各種講座等による啓発活動の実施や、消費生活サポーターとの連携の強化に努め、幅広い年齢層へ消費者問題に関する情報提供を行ってまいります。
 次に、行政経営の推進について申し上げます。
 新庁舎建設については、旭文化の杜公園を建設地とし、整備方針や施設計画を定めるための基本計画を策定しているところであり、策定後は、設計業務に取り組んでまいります。議会や市民の皆様方の理解を得ながら早期完成を目指してまいりたいと考えております。
 次に、自立のための財政の推進について申し上げます。
 自主財源の確保については、市税を中心とする債権の回収に積極的に取り組んでまいります。市民負担の公平性を確保するため、債権所管課相互の連携を図りながら、収納率の向上と滞納額縮減を目標とし、取り組んでまいります。
 次に、資産マネジメント体制の確立について申し上げます。
 公共施設等総合管理計画については、昨年9月に策定したところでありますが、今後は、全ての公共施設の具体的な長寿命化や再編の方策、時期などを定めた個別施設計画の策定に取り組んでまいります。

3 予算編成方針

 次に、平成29年度の予算編成方針について申し上げます。
 本市の財政状況は、歳入面においては、市税を始めとした自主財源の大幅な増収は期待できず、また、歳入総額に占める割合のもっとも高い普通交付税は、合併算定替の段階的縮減が平成29年度は30パーセントとなるなど、引き続き歳入をめぐる環境は厳しい状況が続くものと見込まれております。
 歳出面においては、高齢化等の進行による社会保障関係費の増加を始め、人口減少対策事業、合併関連事業、災害に強い地域づくりのための復興関連事業などで事業費の増が見込まれるとともに、平成29年度から新庁舎建設 事業や広域ごみ処理施設整備事業が本格化するなど、さらなる財政需要の増加が見込まれております。
 このような状況のなか、平成29年度の予算編成にあたっては、合併による国の財政支援の終期を見据えた歳出の見直しを進めながら、「旭市総合戦略」や「旭市公共施設等総合管理計画」を始めとした、各種計画に掲げる諸施策を着実に推進しつつ、本市の一体性の確立と均衡ある発展を目指すことを基本とし、一般会計の予算額を286億1,000万円としたものであります。
 特別会計は、病院事業債管理、国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険事業、下水道事業、農業集落排水事業の6事業で、193億9,500万円、企業会計は、水道事業の1事業で、18億4,636万1,000円となり、市全体の当初予算の規模を498億5,136万1,000円としたところであります。