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平成28年1月 一般・新年

更新日:2020年11月10日更新 ページ番号:0003499 印刷ページ表示

地方創生へのスタート

明智 忠直

 明けましておめでとうございます。
 市民の皆さまには、健やかで希望に満ちた年の始まりをお過ごしのことと思います。昨年からの世界の動き、国の動き、地方の動きに、今年はどんな年になるのだろうかと思いを巡らせている人も多いのではないでしょうか。
 国内外の情勢が目まぐるしく変化する中、山積した課題が地方へも大きく影響を与えようとしています。旭市のこれからをどう捉え、進めていくか……。地方のやる気、アイデアを結集した「旭市総合戦略」を策定し、実行していかなければなりません。計画策定に当たり「産官学金労言」の各代表に参加していただき、間もなく完成する予定です。併せて、安全で安心なまちづくりのための「国土強靱化地域計画」や行政改革を進めるための「第三次行政改革アクションプラン」「公共施設等総合管理計画」、さらに教育に関する「旭市教育大綱」をこれからのまちづくりの指針として推し進めていきたいと思っております。
 昨年は、合併10周年の節目の年を迎えました。旧一市三町が、それぞれの地域の歴史と伝統のある中、祭りやスポーツ、文化事業などを多く実施してきたことで、一体感の構築につながりました。復興事業も順調に進捗し、確実に市政が進展しているものと実感するところです。
 10月には待望の道の駅「季楽里あさひ」がオープン。東総地域では初となるこの道の駅は、産業の振興、交流の場、観光の拠点、さらには防災の拠点として、地域に誇れるものとなりました。オープン以来、運営も順調に推移しており、今後も旭市自慢の農畜水産物や特産品を多くの皆さんに堪能いただき、繰り返し足を運んでもらいたいと思っております。
 12月には飯岡中学校の竣工を迎えました。東日本大震災の大津波により、床上まで浸水してしまった同校は、津波の心配が少ない、海岸から約1kmの場所にようやく移転することができました。地区の皆さんにも復興と安全・安心を感じ取っていただけているものと考えております。
 そんな昨年を検証しながら、今年の市政運営を思うとき、大きな三つの柱を中心に事業を進めていきたいと考えております。
 一つ目は人口減少対策です。今後確実に進むであろう人口減少に、指をくわえたまま従うことはできません。子育て支援、雇用の創出と確保、Uターン、Iターンを促す環境づくりなどは、大きな施策として取り組んでいきたいと考えております。
 二つ目は適正な公共施設などの統廃合、合理化の促進です。そのために、第三次行政改革アクションプランや公共施設等総合管理計画により、その方向性を示しているところです。このことは、市民の皆さんにも共通の問題として理解していただけるよう努力してまいります。
 三つ目は産業振興です。県下有数の農業、水産業をはじめ、バランスよく発展する商工業。産業における旭市のポテンシャルは、非常に高いと思っております。観光名所としても九十九里浜や刑部岬、干潟八万石の田園、大原幽学遺跡史跡公園、そして道の駅など。これらを巡る観光ルートの開発やグリーンツーリズム、ブルーツーリズムなどの滞在型交流事業の創出などは、今後の旭市にとって大きな資産になり得るものと確信をしております。
 地方創生へのスタートの年。着実に歩みを進めながら皆さんと共に豊かさ、幸せを感じられる一年にしたいと思っております。