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令和7年1月 新年のごあいさつ
米本弥一郎
明けましておめでとうございます。市民の皆さまには、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。本年が幸多く、笑顔あふれる一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
昨年を振り返りますと、本市にもゆかりのある渋沢栄一の新1万円札発行や、パリオリンピック・パラリンピックでは、千葉県出身の選手がさまざまな競技で活躍するなど、明るい話題の多い一年でした。
本市でも、新たな動きが見られました。旭警察署新庁舎の竣工や、海上町時代からの悲願であった清滝バイパスの開通、飯岡漁港を中心とする「海業」の推進に向けた協議会の設立、自治体では全国初となる「ロケ弁グランプリin旭市」も開催されました。
また、子ども・子育て支援では、ファミリー・サポート・センターや病児保育施設が新たに開設されました。子育て世帯に対する支援の充実に取り組む中、本市の合計特殊出生率が県内第3位にランクインしたという知らせも届き、各種計画に沿ったまちづくりが実を結び始めたことを、大変うれしく思います。
本年も、進めてきた施策が形となってまいります。施設の再編では、中央第二保育所とゆたか保育所を統合した「ふたば保育所」や、海上・飯岡消防分署を統合した「東部分署」が間もなく竣工を迎えます。また、小・中学校の再編では、干潟地域にある3つの小学校を統合した「ひかた椿小学校」の開校に向け、改修事業に着手したところです。
4月には、いよいよ「第3期旭市総合戦略」がスタートします。持続可能なまちづくりに向け、デジタル技術の活用やSDGsの視点も踏まえ、子ども・子育て支援や人口減少対策、産業振興や道路整備など、幅広く事業を展開してまいります。
そして、7月1日には合併から20年の節目を迎えます。まちづくりに尽力いただいた先人に感謝するとともに、記念の年を市民の皆さまと、さまざまな場で祝いたいと考えています。次の10年、20年に向けた新たな一歩を踏み出すべく、本年も「チーム旭・オール旭」でまちづくりを進めてまいりますので、さらなるご理解とご協力をお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。