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令和4年1月 新年のごあいさつ
米本弥一郎
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、ご家族おそろいで穏やかな正月を迎えていることとお慶び申し上げます。本年が夢と希望にあふれ、健やかで幸多い一年となるよう心からお祈り申し上げます。
現在、新型コロナの感染状況は小康状態となっています。これも、皆さまのワクチン接種へのご理解と、新しい生活様式の徹底などによるものと心から感謝しております。
昨年を振り返りますと、オリンピックの聖火リレーが中止となり、国際交流の機会であった、ドイツ連邦共和国とザンビア共和国の事前キャンプが実施できなかったことはとても残念でした。しかし、新型コロナはこれまでの生き方、社会の在り方を見直す契機ともなりました。一斉休業を経験した子どもたちは、学校で友だちと会えることや、おしゃべりしながら給食を食べた楽しさを再認識できたようです。中学生がホストタウン相手国をメッセージ動画などで応援したり、ネットによる情報交換が始まったりと、今後の交流に大きな期待をしております。
また、市役所新庁舎が竣工し、さまざまな機能を集約することで、市民に愛される新たなまちづくりの拠点ができました。多目的に利用できるサッカー場整備なども進んでいます。
いま、東京一極集中から地方への流れが生まれ、在宅勤務、リモート会議、二拠点居住などが定着しつつあります。このことは、本年4月にまちびらきする生涯活躍のまち「みらいあさひ」にとって大きな追い風です。旭中央病院を核とし、医療・福祉・移住定住促進・子育ての拠点を官民協働で形成してまいります。移住定住に関するサポートや子育て世代のバックアップを徹底することで、喫緊の課題である人口減少の歯止めにしたいと考えます。
新型コロナ対策は、3回目のワクチン接種を2月中旬から開始します。健康増進のため、スポーツイベントの開催や、製薬会社のノボ社・千葉大附属病院と糖尿病予防プロジェクトを推進します。地域の大切なインフラである各道路の整備など、ハード事業も進め、市の基幹産業である農業の振興、バランスのとれた商工業振興、子育て支援など幅広く事業を展開してまいります。
昨年末の市議会議員選挙により20名の新たな市民の代表が選出されました。議員の皆さまと、二元代表でまちづくりを進めます。しかしながら、まちづくりは市役所と議員だけでできるものではありません。チーム旭・オール旭として、市民の皆さまの参加と協力をお願いして、年頭のご挨拶といたします。