ウイズコロナの時代に想う | |||||
新年明けましておめでとうございます。正月三が日は天候に恵まれ今年一年に希望を抱かせるスタートでありました。ところが、1月7日、1都3県に緊急事態宣言が発出され、2月7日まで我慢の1ケ月間となってしまいました。もとより、昨年一年間はコロナに始まり、終息を見ないまま年を越したわけですが、感染症の蔓延は地球規模で人類の大ピンチと言っても過言ではないかと思います。 このような中、安心して日々の生活を送るには、新しい生活様式(うがい・手洗い・消毒・三密を避ける行動等)をみんなが守る、みんなでそういう環境を心掛けるに尽きると思います。また、これまでの発症者の状況から大勢での長時間にわたる飲食を避けることが一番の予防の要でありますので、ご自身のため、家族や大切な人のため、みんなで特段の注意を払って参りましょう。 |
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一方、昨年来、コロナウイルス感染症の対応から、学んだことも多々あります。学校関係では、授業の進め方、行事の持ち方、休校時の課題の与え方等、市民の文化・スポーツの面では、活動内容による人数制限や場の工夫などです。今後もしばらくこの状況が続くと思われますが、ピンチはチャンスと申します。時代の変化を見極め、今できることとできないことを見定め、従来の方法を見直し、今だからこそできることを大いに推進してほしいと考えます。まさに今こそ発想の転換が求められているのだと言えます。 このような状況下、過去の歴史を振り返れば、世界は戦争と感染症の繰り返しのようであります。地球自体が病んでいる、地球自体が悲痛な叫び声をあげているとすれば、私たちは、もっと人に優しく環境にやさしく行動できる生き方に大きく舵を切るべきであります。簡単にはいかない難問でありますが、他人任せにせず、一人一人ができることから行動を起こす時なのです。学校においては、このような視点に立って教え導いていただきたいと願っております。市民の皆様におかれましても、日々、様々な職場でご苦労が多いことと思いますが、学校へのご支援を引き続き賜り、この難局をみんなで乗り切っていけるようお願い申し上げまして、新年の挨拶といたします。 |
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令和3年1月 | |||||
旭市教育委員会 教育長 諸持耕太郎 |